日々をうたう

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いわさきちひろ


先月、友人の結婚式で松本に行った際、「安曇野ちひろ美術館」に行ってきた。
「安曇野ちひろ美術館」は、松本から大糸線というローカル線に乗って40分ほどの場所にあり、
安曇野のなかでも白馬のほうに近い、松川村というところにある。

ずっと行きたい行きたいと思っていて、今回念願叶って行くことができ、本当にうれしかった!

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あいにくの天気だったけど、広々とした庭からは、連なる山と稲刈り前の田んぼ、小川・・・
すべてを一枚の絵のように美しく見ることができ感激した。





いわさきちひろさんの絵は、もともと母が好きで、
小さい頃うちのカレンダーは毎年ちひろさんのものだった。

にじむようなぼわっとした色彩と、優しい表情の子供が描かれているものが多く、
私は昔からチマチマとポストカード等を買い集め、大事にしている。

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美術館で実際に原画を前にすると、今まで見たことのある絵もすごく生生しくて、
息使いが聞こえてくるような近さを感じた。




展示スペースの他に「ちひろの生涯」というコーナーがあり、
ちひろさんの生きざまを示す写真や資料などが展示されていた。

ちひろさんは私が生まれる前に、55歳という若さで亡くなっているのだけど、
もし生きていたらうちの祖母より少し上くらい…と思うと、
手の届く存在のような気がするからか、その強い生きざまに触れてなんだか涙がこみ上げてきた。


ちひろさんは、描く絵と同じように、
やさしいとかかわいいだけじゃなく、芯の強さのある人。

自分の可能性に挑戦し続けて、さまざまな作風にチャレンジしていくなかでの
苦悩や葛藤を知れば知るほど、その強さにただただ圧倒された。



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ミュージアムショップで本を二冊買った。
ちひろさん自身の言葉で綴られているものと、息子さん(美術館の創設者)夫婦が書いたもの。

ちひろさんの言葉は、「簡単だけど伝わる」ってすごく思う。
そして、大人になってもみずみずしい感性を持ち続けていて、素敵だなあって思う。




この美術館は、「昼寝のできる美術館」というコンセプトがあって、
広々とした庭で遊んだり寝転がったりしてもいいし、
そのあとで何回も入ったり出たりできるらしい。

絵本のコーナーもあって、ちひろさんの絵本はもちろん、それ以外のたくさんの絵本も、
お気に入りの椅子に腰かけて自由に見ることができる。

大人も子供も関係なく、好きなように楽しめる空間。
ちひろさんの絵が、単なる芸術品ではなく、すごく身近に語りかけてくるものだから
そんな美術館が成り立つんだと思う。





最高に、心が満たされた充実した時間だったー。
機会があったらぜひ行ってみてください。

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by chietic | 2010-10-20 17:43 | 日々